
ヒップスラストはヒップアップにベストではない【もっと良い種目お伝えします】

慶應義塾大学→三井住友信託銀行→ライザップトレーナー
現在、松本市村井でPersonal Gym I’m(パーソナルジムアイム)経営中の佐々木駿(@shun_sasaki_1994)です。
これまで100名以上の方のダイエットを成功に導いています。

・ヒップスラストはヒップアップに効果的なの?
・ヒップアップにはどんな種目が効果的なの?
今回は上記のような悩みを解決できる記事を用意しました。
外国のモデルの方は、お尻がキュッと上にあがっていることで、脚が長く見えます。
そんなヒップアップしたお尻に憧れを抱く女性は多いのではないでしょうか?
その中で、ヒップアップを求める方は「ヒップスラスト」という種目を聞いたことがあるのではないでしょうか?
最近ではジムでもヒップスラストを行う方が増えてきています。
しかし、ヒップスラストはヒップアップを狙う上でベストな種目ではありません。
その理由について今回は深掘りしていきます。
ヒップスラストとは
ヒップスラストは以下の動画のような種目です。
ジムでやってる!っていう人も、見たことある!という人もいるかと思います。
やったことのある方は「これお尻にめちゃくちゃ効くよ!!!!!」
と言いたくなるかもしれません。
たしかにヒップスラストはお尻に効くは効くんですよ!
けど、もっと良い種目があるよ!!ということをここではお伝えしたいです。
ヒップスラストがヒップアップにベストではない理由
まず、ヒップアップには大殿筋というお尻の筋肉を鍛えることが大切です。
大殿筋は以下の部分を指します。
この大殿筋というのは、股関節を深く折り曲げた位置から、戻すときに最も作用する筋肉です。
以下の写真のように、ヒップスラストはお尻を下にさげる距離があまり長くないため、股関節を最大限曲げることができません。
そのため、ヒップスラストはベストではないんです。

https://www.youtube.com/watch?v=odn7_zVdy78より引用
ヒップスラストに代わるヒップアップ種目
ヒップアップに効果的な種目はつまり、股関節を深くまで曲げられる種目がであると言えます。
そんな股関節を深く曲げられる種目は「スクワット」と「デッドリフト」です。
スクワット
スクワットは股関節を深く曲げることができる種目であるため、ヒップアップに効果的です。
ただし深くしゃがまなければ、大殿筋に効きません。
太腿が床と平行になるところまでは、しゃがむようにしましょう!
そんなヒップアップに効果的なスクワットですが、フォームを間違えると、腰を痛める原因になるので、注意して行う必要があります。
スクワットの正しいフォームは以下の記事に詳しく書いています。
正しいフォームでヒップアップを目指していきましょう!
デッドリフト
デッドリフトは上の動画が分かりやすく説明されています。
デッドリフトも股関節を深く曲げることが、ヒップアップに効果的です。
その中で、腰を先にあげてしまわないように気をつけましょう!
腰から先に上がってしまうと、背中が丸まり、腰を痛める原因につながります。
股関節を深く曲げ、持ち上げる際に、腰が丸まらないように気をつけましょう!
柔軟性不足で腰が丸まってしまう場合は、床からではなく以下の写真のように、少し上からバーを引き上げるのがオススメです。
ヒップスラストは補助種目で使う
スクワットやデッドリフトを行ったうえで、ヒップスラストは補助種目として取り入れていきましょう!
ヒップアップのために、ヒップスラストがメイン種目になることはありません。
ヒップアップをしたいのであれば、スクワットとデッドリフトは欠かせませんよ!
ヒップスラストでは重さを求めすぎない
筋トレで筋肉の成長を促すためには、前回よりも重量をあげていく必要があります。
ただ、ヒップスラストでは重さばかりを追い求めないことが大切です。
ヒップスラストは、反動を使えば重量をあげることは容易にできます。
しかし、反動を使えば使うほど、大殿筋への刺激は減ってしまいます。
ヒップアップをするため、が目的だったにも関わらず、重量をあげることが主たる目的になってしまえば本末転倒です。
反動を使わずにできる範囲で重量をあげていきましょう!
まとめ
ヒップアップのためにヒップスラストを行う人が増えてきていますが、ベストな種目ではないということを覚えておきましょう!
ヒップアップをするためには、股関節を深く曲げて、そこから伸ばすことが大切です。
その中でヒップスラストは股関節が深く曲げることができない種目なので、ベストではないということです。
ヒップアップのためには、スクワットとデッドリフトがベスト種目であるといえます。
ヒップアップを目指すのであれば、この2つは確実に取り入れていきましょう!
そしてヒップスラストは、この2つの種目の補助種目として取り入れるのをオススメします。
またヒップスラストを行う時には、反動を使うと、大殿筋への刺激が減ってしまうので注意が必要です。
ヒップアップにはヒップスラストが一番ではない!!
ということを覚えてくださいね!