
NSCA−CPT合格記【僕が1ヶ月で合格した勉強法を伝えます】

慶應義塾大学→三井住友信託銀行→ライザップトレーナー
現在、松本市村井でPersonal Gym I’m(パーソナルジムアイム)経営中の佐々木駿(@shun_sasaki_1994)です。
これまで100名以上の方のダイエットを成功に導いています。

・パーソナルトレーナーになるには資格がいるの?
・NSCA−CPTってどんな資格?
・勉強方法は?
・勉強時間はどのくらい?
・試験の難易度は?
・どんな問題が多く出るの?
今回はこのような悩みを解決できる記事を用意しました。
この記事を読むことで、NSCA−CPTの資格について理解することができ、効率よく試験にも合格できますよ!
資格試験と聞くと、長時間勉強しないといけないと思いますよね。
ただ、効率よく勉強を行えば、長時間の勉強をせずとも合格することができますよ!
実際に僕も合計30時間程度の勉強で合格することができました!
パーソナルトレーナーになるために必要な資格は?
パーソナルトレーナーになるために資格は必要ありません。
栄養学、解剖学、生理学などなど、何も分からなくてもパーソナルトレーナーにはなれます。
自分がパーソナルトレーナーであると名乗れば、その日からパーソナルトレーナーとして活動できるんです。
これは、誰でもなれる反面、「誰でもなれてしまう」ことを意味します。
NSCA−CPTを取得するということは、パーソナルトレーナーとして一定の信頼を担保できることに繋がると考えます。
資格を持っていなくて、良いトレーナーはもちろんいますが、NSCA−CPTの資格は持っていて損は無いです!!
NSCA−CPTってどんな資格?
NSCA-CPTは、1993年に認定試験が開始され、米国内はもとより、国際的に最も信頼性の高いパーソナルトレーナーの認定資格として、1996年よりNCCAの承認を受けています。
健康と体力のニーズに関して、評価・動機づけ・教育・トレーニングやコンディショニング全般の指導を行う、優れた専門的能力をもつ人材を認定する資格です。
指導対象者はアスリートだけでなく、年齢・性別・経験を問わず幅広い層に対してトレーニング指導を行います。そのため、NSCA-CPTはトレーニングの知識に加え、医学的、運動生理学的な専門知識とトレーニングの指導技術が必要となります。
パーソナルトレーナーのほか、フィットネスインストラクターやスポーツ指導者、理学療法士、柔道整復師などがNSCA-CPTを取得しています。
パーソナルトレーナーはクライアントの方の命を預かる仕事でもあります。
例えば、高血圧の方に、激しい運動をさせることはご法度である、といった基礎であり、最も大切なところから学べる資格です!
また、これからトレーナーを目指そう、という方はトレーニングフォームや筋肉の基本的な動きの理解につながるのでオススメです!
NCSA−CPTの勉強方法
まずはNCSA−CPTを取得するにあたっての、僕のバックグラウンドを明示します。
・トレーニング歴2年
・ブログで筋トレや栄養に関してインプット、アウトプットをして約半年
・筋トレ、栄養に関する書籍を10冊以上読んでいる
・銀行員時代に資格を5個取得
そんな僕は下の2つの教材のみを使って試験に臨みました。
左の青色のテキストですが、かなり分厚く、700ページをを超えます。
この膨大な量を覚えようとしたら、とてつもなく時間がかかるので、やるべきではありません。
一通り、教科書を見てから問題を解くのは、効率がものすごく悪いです。
教科書をザッと見てから、問題に取り掛かろうとしたら、最初の方に読んだ項目を忘れているっていう経験したことがありませんか?
これが700ページを超えるわけですから、そんなことしてたら、一生進みません。
①問題を解く
②該当するページのテキストを読む
この2つをひたすら繰り返すのが最も効率的です。
NCSA−CPT取得までの勉強時間
一番はじめにお伝えしていますが、勉強時間は合計30時間ほどです。
9月24日に試験で、9月1日から勉強を開始し、基本的に1日1時間、最後の1週間は2時間勉強しました。
9章のクライアントの面談と健康評価(冠状動脈疾患の危険因子)、11章の体力テスト法と評価基準の表などの数値の暗記は特に徹底して行いました。
トレーニング経験者でもこの2つの章は暗記が必要になります!!
NCSA−CPTの難易度は?
2018年度のNCSA−CPT合格率が75.2%なので、結構高い数字ですよね。
合格率が高いからといって油断をしてはいけません。
この試験には1回45,200円かかるため、ほとんど全員が相当勉強してくるはずです。
そのため、真剣に勉強しなければ受からない試験であると言えます。
僕も合格こそしましたが、本番では、見たことのない単語も出てきて、自信の無い問題が多々ありました。
先ほどあげたように、テキストと問題集は繰り返し行うことで知識を定着させていきましょう。
ただ答えを覚えるだけではなく、なぜそうなるのかを理解することが大切です。
例)脊柱が後弯してるクライアントの方に提供するトレーニングとして正しいものはどれか?
1.シーテッドロウ
2.ベンチプレス
3.プッシュアップ
答えは1ですが、「脊柱が後弯している=背筋群の筋力不足=シーテッドロウ」と理解する必要があります。
答えを覚えるのではなく、なぜこの答えになるのかが分かるまで、勉強しましょう!
実際にNCSA−CPTを受けて難しいと感じた項目、簡単に感じた項目
試験を受けてみて、簡単に感じた項目、逆に難しいと感じた項目は以下の通りです。
・クライアントに対する面談と評価
・プライオメトリックトレーニング
もちろん、これは僕が受けた試験でのものなので、全てこの通りではないと思います。
少しでも参考になればと思います。
簡単に感じた項目
クライアントに対する面談と評価に関しては、聞いたことのない単語が多かったので、最も時間を割いて勉強をしました。
そのおかげもあって、本番でも35問中31問正解することができました。
この章で大切だと感じたのは以下のものです。
「初回面談で行うこと」
「インフォームドコンセントの意義」
「PAR−Qの意義」
例えば、インフォームドコンセントはプログラムの参加に伴う危険性などが明記され、参加者に署名をしてもうらものです。
PARーQは医師による診断、そしてエクササイズの安全性を判断するためのものです。
これらがきちんと整理できていれば、解きやすいと思います。
やはり問題集を解き、テキストの該当ページを読みこむことをオススメします。
難しいと感じた項目
動画の問題でプライオメトリックトレーニングが結構出ます。
・フォームの修正ポイント
・より強度を高めるフォーム
この2点が特に出題されました。
特に「より強度を高めるフォーム」はプライオメトリックもそうですが、レジスタンストレーニングでも出題されたので、押さえておくべきだと感じました。
普段、筋トレはしても、プライオメトリックトレーニングを実施する方は少ないと思うので、詳細を確認しておくことをオススメします!
NSCA−CPTは効率よく勉強して取得しよう
NCSA−CPTは簡単な試験ではないことは確かですが、効率よく正しく勉強を行えば1ヶ月で取得できる資格です。
①問題を解く
②該当するページのテキストを読む
大切なのはとにかくこの2つを繰り返して、知識を定着させることです。
頑張ってNSCA−CPT取得しましょう!