
ライザップトレーナーの給料公開【努力次第で給料は上がるけど…】

慶應義塾大学→三井住友信託銀行→ライザップトレーナー
現在、松本市村井でPersonal Gym I’m(パーソナルジムアイム)経営中の佐々木駿(@shun_sasaki_1994)です。
これまで100名以上の方のダイエットを成功に導いています。

・ライザップのトレーナーの給料ってどのくらいなの?
・高額な料金だからこそ、トレーナーの給料もいいのでは?
・ライザップって給料良くないらしいけど、どうなの?
今回は上記の質問について回答していきます。
実際にお客様からも給料に関する質問は多くいただいていました。
そんなライザップのトレーナーの給料について、今回は深掘りしていきます。
単純にライザップの給料に興味がある方はもちろん、これからライザップトレーナーを目指す方にとっても必見の記事になっています。
ライザップトレーナーの給料について
ライザップ公式ホームページには以下のように記載されています。
◆トレーナー総合職
雇用形態:正社員
給与:月給148,100円~+各種インセンティブ
※配属地域・事業で変動あり例)
【東京・神奈川】
月給162,500円~+各種インセンティブ
【大阪】
月給154,500円~+各種インセンティブ
【埼玉・愛知】
月給149,700円~+各種インセンティブ
【その他】
月給148,100円以上+インセンティブ
【インセンティブ詳細】
・トレーニングインセンティブ(500円~2100円/1セッションあたり)【必ず支給】
セッション=トレーニング1回の単位
・その他カウンセリングインセンティブ、物販インセンティブ【成約すれば支給】
・紹介インセンティブなど様々なインセンティブ有【成約すれば支給】
公式ホームページには平均月収は34万4810円と記載されています。
現場にいた感覚では、この数字は妥当であると感じます。
ちなみに、ぼくの給料は、手取りで35万円〜40万円くらいでした。
なおライザップはボーナス支給がありません。
給料はインセンティブによって大きく変わる
固定給が約15万円なので、給料を増やすにはインセンティブを上げる必要があります。
上の引用では、トレーニングインセンティブが500円〜2100円となっていますが、最近これは変わっています。
まず、インセンティブはお客様の契約金額によって変わってきます。
契約金額 | インセンティブグレード |
125万未満 | B |
125万〜299万 | A |
300万以上 | S |
インセンティブグレード(以下グレード)はトレーナーが担当するお客様の平均契約金額によって決定します。
例)A様:200万円、B様:50万円、C様50万円の場合
契約金額の平均は100万円なので、このトレーナーのグレードはBということになります。
つまり給料を増やすには、このグレードを上げる必要があり、
そのためには、セッションの継続とサプリメントの購入をしていただくことが大切、ということです。
セッションの継続とは、例えば16回のコースが終了した後に、さらに16回などの契約をしていただくことを言います。
そして最終的なインセンティブ給は、このグレードとセッション本数によって決まります。
100〜119 | 120〜139 | 140以上 | |
B | ¥800 | ¥1,000 | ¥1,500 |
A | ¥1,000 | ¥1,500 | ¥2,000 |
S | ¥1,500 | ¥2,000 | ¥3,000 |
左軸がグレード、上軸がセッション本数を表しています。
例)グレードがBのトレーナーが100本セッションを行った場合
100×800=80,000
8万円のインセンティブ給が入り、基本給と合わせると、月給約230,000円。
例)グレードSのトレーナーが150本セッションを行った場合
150×3,000=450,000
45万円のインセンティブ給なので、月給約60万円。
セッションが100本に満たない場合のインセンティブ給は忘れてしまいました…すみません。
ただ、セッションが100本に満たないトレーナーの給料は、かなり少ないことが分かりますよね。
ライザップに利益をもたらすトレーナーの給料は上がり、そうでないトレーナーの給料は低いままということです。
年次昇給はなく、完全な実力主義
ライザップの給料を増やすには、インセンティブ給が大切だとお伝えしました。
言い換えれば、インセンティブ給が増えないと、何年たっても給料は低いままということです。
ライザップは40代になったら、給料が増えるということはありません。
逆にライザップでの年数が短くても、グレードがSであれば、給料は上がります。
「あの人全然仕事出来ないのに、年齢が上だからって俺より給料いいのかよ」
企業に勤めていると、こう思うことが多々あるかと思います。
ぼくも銀行員時代はよく思っていました。
ただ、ライザップは完全に実力主義なので、こんな思いをすることはありません。
結果を出せば、年齢関係なく給料も上がる会社です。
努力次第でトレーナーの給料は上司より高くなる
ここまでくると、「トレーナーの上司ははもっと稼げるの?」と思うかもしれません。
ライザップではトレーナー以外に、以下のような役割を持った人がいます。
・店舗を運営する「店舗責任者」
・トレーナーを教育する「コーチングトレーナー」
・エリアを統括する「SV(スーパーバイザー)」
上記の方々は、トレーナーよりも役職は上です。
しかし、トレーナーと違って、インセンティブ給がありません。
そのため上司よりも、トレーナーの方が給料が高い、ということが起きます。
上司より部下の方が給料が高いって、なかなか無いですよね。
ぼくの知る限り、店舗責任者の月給はだいたい35万円くらいです。
最後に:お客様を大切にするからこそ給料が上がる
ここまで給料の話をしてきましたが、最後にぼくが思う給料について少し、書いていきます。
“給料のため”だけに、働くのはちがう。
もちろん生きていく上で、お金は大切です。
「お金を稼ぐのは汚いこと」なん言うつもりは毛頭ありません。
むしろ「お金を稼ぐのは素晴らしいこと」だと思っています。
しかし、
“給料を上げるため”にお客様にサプリメントを提案する
“給料を上げるため”にセッションに来てもらう
こう考えるのって、お客様にかなり失礼だと思うんです。
セッションが139本と140本ではインセンティブの影響で給料が大きく変わります。
恥ずかしながら、ぼくもライザップ時代は”給料を上げるためにセッションに来てもらおう”と思ったことがあります。
ライザップでは自分の努力次第で、給料が上がっていくことはたしかです。
ただ、”給料のため”に働いても、お客様のためにはなりません。
お客様のことを考えぬいた結果、給料が上がっているというのがベストです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
この記事が参考になれば幸いです。